施工事例

モダンデザインの家

モダンデザインの家

時代や流行に左右されない、
シンプルモダンのデザイン住宅

大阪府堺市・O様邸

家族構成
ご夫婦・子ども2人
敷地面積
440.72m²(133.32坪)
1階床面積
121.50m²(36.68坪)
2階床面積
77.00m²(23.25坪)
延床面積
198.50m²(59.93坪)

家づくりのこだわり
余分な装飾を取り去った古びないデザインに

繰り返される敷地分割やミニ開発により急激に街並みが変化する地域では、新旧様々な家が混在するため、街並みに合う家をデザインするのは難しくなります。
堺市内の住宅地に計画されたO様邸は、最初からそうした実情を計算に入れて、装飾の少ないモダン系の外観デザインを採用することにしました。
「モダンデザインなら近隣の家に影響されないですし、流行や時代に左右されません。長く住むことを考えると、飽きのこない家にしたいと思ったんです」とおっしゃるO様。
さらに周囲に威圧感を与えないよう壁の位置を検討する、屋根をアールにして印象を柔らかくするなどのディテールにこだわり、ミニマルデザインの美しい住まいが完成しました。

幾何学的なファサードのデザインが洗練された印象を与えます

幾何学的なファサードのデザインが洗練された印象を与えます

白とシルバーのサッシのシャープな色調をグリーンが和らげます

白とシルバーのサッシのシャープな色調をグリーンが和らげます

設計のポイント
ガレージ・住居・庭の3つを明確にゾーニング

O様邸の設計上のポイントは、ご夫婦とお子様用の4台分のガレージスペース、住居スペース、そして庭スペースと3つを明確に分けてゾーニングを行ったこと。機能的で使いやすい上に、それぞれのスペースに異なった表情を持たせることで単調にならず、日々の暮らしを楽しむセンスの良さを感じさせる構成としました。
玄関は白を基調とした広い空間にスチールベースの階段を配し、外観同様スタイリッシュな印象を来訪者に与えます。
リビングルームは一転して白と黒のシャープなコントラスト。以前からお持ちだった黒のソファと夫人の白いグランドピアノに合わせたコーディネートとしました。
緊張感のある空間にしたいという意図から開口部を小めにして、照明も埋め込みにするという徹底ぶり。その分、ピアノの上の迫力ある吹き抜けが強調される演出となっています。
こうした濃密な印象を一気に開放するのが庭です。一面に張られた柔らかな芝は、裸足で歩きたくなるほど。みずみずしい緑が目に鮮やかに映ります。
ご家族揃って外で食事を楽しむため、周囲にウッドデッキをめぐらしました。

調理中も手元が隠れて美しさを保つキッチン

調理中も手元が隠れて美しさを保つキッチン

インテリアは黒いソファと白いピアノをベースにコーディネート

インテリアは黒いソファと白いピアノをベースにコーディネート

庭は芝を囲むように花や低木を配置しています

庭は芝を囲むように花や低木を配置しています

白で統一されたシンプルな玄関ホールにストリップ階段がアクセント

白で統一されたシンプルな玄関ホールにストリップ階段がアクセント

ライフスタイル
家族の時間を大切にする大人の住まい

お嬢様が既にご結婚され、大学生と高校生の息子さんと4人暮らしのO様。家での過ごし方は家族それぞれで違います。
例えばO様夫人は、ピアノコーナーでお気に入りの時間を過ごされます。大好きなベートーヴェンやショパンを弾いていると、日々の忙しさを忘れられるとのことです。
「特別な防音工事はしなかったのですが、音漏れがほとんどないので気兼ねなく弾いています。家族の生活サイクルは違っても、お互いに気配を感じてやんわりとつながっている気がしますね」と女性らしいコメントを頂きました。
最後に、ご夫婦の家づくりの感想をおうかがいしました。
「希望がすべてかないました。全員が揃うことは少なくなりましたが、それぞれが自分の時間を使い、一緒になれば、またそれで楽しめるという大人の住まいに大満足です」。

照明も埋め込みとして余分なものを一切省いたリビング

照明も埋め込みとして余分なものを一切省いたリビング

ピアノコーナーの上は気持ちのいい吹き抜けに

ピアノコーナーの上は気持ちのいい吹き抜けに

設計担当者のコメント

アパレル関係の会社を経営されているO様と、音大ご出身のO様夫人ということで、センスの良さが感じられました。当初よりつくりたいデザインの方向性をお持ちだったので、回数を重ねた打ち合わせは、意見のやりとりが大変心地よく感じられました。