2015年、東日本ハウスは日本ハウスHDに社名変更しました。

工務店とハウスメーカーの違いは?メリット・デメリットや選び方を解説

工務店とハウスメーカーの違いイメージ

住宅の新築を検討しており、信頼できる工務店が近くにあるか調べている方に向けて、工務店の概要や種類、メリット・デメリットについて解説します。住宅の建設を工務店に依頼する際のポイントも解説するので、大切な住まいの建築を誰に頼むべきかの判断に役立ててください。

そもそも工務店とは?

そもそも工務店とは?

工務店とは、ハウスメーカーよりも狭い施工エリアで住宅工事を請け負う業者のことを指します。専門の工事業者を管理しながら、新築はもちろん、リフォームや増築なども含む住宅工事を進めていくのが工務店の役割です。工務店というと小規模というイメージがまず頭に浮かぶかもしれませんが、そうとも限りません。

なお、工務店は形態や規模によって、次の3種類に分けられます。

工務店の種類1:地域密着型の工務店

拠点を置く市町村に密着して、近隣の住宅の施工を請け負うタイプです。会社規模は小さく、社長と数名の社員で成り立っていたり、家族経営だったりするケースが多いです。現場の大工が施工から設計までを管理する、昔ながらの形態です。工務店と聞いて多くの人がイメージするのがこのタイプでしょう。

工務店の種類2:フランチャイズの加盟店

各地域の工務店が本部のフランチャイズに加盟しているタイプです。本部が開発した規格や工法を各地域の工務店間で共有・施工する合理的な形態です。建築資材なども一括で仕入れているためコストも抑えやすく、小さな工務店が競争力を保つための方法のひとつだといえます。中には、複数のフランチャイズに加盟している工務店もあります。

工務店の種類3:中堅ビルダーのような工務店

工務店の中ではもっとも施工エリアが広く、近隣の県や市に支店や営業所を設置しているタイプです。地域密着型でありながら、ハウスメーカーのように住宅展示場やモデルハウスを用意しているなど、営業活動にも注力しているところが多いでしょう。オリジナルコンセプトのプランを商品化・シリーズ化しているケースが多いのもこのタイプの特徴です。

ハウスメーカーとの違いについて解説

ハウスメーカーとの違いについて解説

工務店の種類について押さえたところで、ここからは工務店とハウスメーカーとの違いについて説明していきます。ポイントは6点あり、順番に説明します。

コスト

同じ土地に同じ家を建てる場合、安く済む可能性が高いのは工務店のほうです。大手ハウスメーカーの強みは、建材や企画の共通化・大量生産によって原価コストを抑えられる点です。しかし、その一方で工務店よりも莫大な技術開発や広告費をかけており、運営に携わる人員も多いため人件費も膨らむ傾向にあります。(工務店でもフランチャイズに入っている又は中堅ビルダー型の様な工務店の場合を除く)

建築には直接関係しない無駄な費用が発生しにくい分、結果的に工務店のほうがローコストで済むケースが多いでしょう。

施工エリア

施工エリアが広いのは、全国各地に営業拠点を構えるハウスメーカーです。工務店の施工エリアは市町村や県内に限定されている場合がほとんどです。もっとも規模が大きい中堅ビルダー型であっても地域密着色が強く、支店や営業所が設置されている範囲も近隣の県や市にとどまります。

ただしその分、工務店のスタッフのほうが施工エリアに精通しており、地域の実情や周辺環境も細かく理解しています。地元の人間ならではの土地勘を活かした家づくりを提案できる可能性が高いでしょう。

プランの自由度

ハウスメーカーで家を建てる場合は、あらかじめ用意されたプラン・建材・設備から好きなものを選び、組み合わせるのが一般的です。注文住宅メーカーを除き、デザインの自由度は低めで、規格外の注文住宅を建てると割高になる場合もあります。

一方、工務店の場合は、利用者が自由にプランを考えられます。細部にもこだわったオンリーワンの家づくりを目指すのであれば、自由な設計対応ができる工務店に頼むほうがいいでしょう。ただし、デザインセンスは施工例など見せて貰い確認しておく必要があります。

工期の長さ

ハウスメーカーのほうが工期は短く済むケースが多いでしょう。ハウスメーカーが短期間で家を建築できるのは、建築資材の調達から施工までの流れがシステム化されており、効率的に進められるからです。

一方、工務店では現場で資材の加工をするところから始まります。工期の長さは、住宅の規模や施工時期、プランなどによっても大きく変わってきます。

施工の精度

施工の精度において、品質が均一なのはハウスメーカーのほうです。ハウスメーカーの場合、仕上がりを均一にするために、建築資材の加工をほとんど工場で終わらせています。

一方、加工の多くを現場で行う工務店の場合は大工の腕によって当たり外れが多く、施工の精度は一定とはいえないのが現状です。工務店に依頼する際には、利用者の口コミなどを調べて、大工の腕の評判についてもチェックしておくほうがいいでしょう。

アフターメンテナンス

ハウスメーカーのほうがアフターメンテナンスも安心できる場合が多いでしょう。工務店より規模が大きいため経営基盤が安定しており、倒産などによるアフターサービスが利用できなくなるといったリスクも低いでしょう。定期点検や無料修理期間などの制度も整備されており、マニュアルに沿った標準的な対応も期待できます。ハウスメーカーの中でも自社運営でアフターメンテナンスを行っている会社がおすすめです。

ただし、地域密着型の工務店の中には、困ったときにすぐに駆け付けるなど、アフターメンテナンスの手厚さを売りにしているところもあるため一概にはいえません。

工務店に住宅の建築をお願いするメリットとは?

工務店に住宅の建築をお願いするメリットとは?

工務店に住宅の建築をお願いするメリットは大きく3つあります。いずれも家づくりにおいては非常に重要なポイントなので、順番に確認していきましょう。

コスパが良い

工務店はハウスメーカーよりも小規模な分、管理コストを抑えられます。高額な広告宣伝費や運営の人件費などを上乗せされる心配もなく、利用者は原価に近い価格で住宅の建設を依頼できます。

ハウスメーカーよりも工期は長くなりがちですが、建築家に依頼するときのように長い期間を要するわけではありません。工務店なら建設費と仮住まいにかかる費用の両方を抑えられるので、トータルのコストパフォーマンスが高くなります。

施工の自由度が高い

施工上の制約が少ないのも工務店の魅力です。たとえば、都市部に多い狭く複雑な形の土地でも安く家を建てられます。使用する建材や設備についても融通がききやすいでしょう。

前述の通り、デザイン力や技術力は工務店によって、とてもバラつきがあり、自分の好みもあります。前もってデザインの方向性をすり合わせ、希望を実現してくれそうな工務店を選ぶようにしましょう。

地域密着で親身に対応してくれる

工務店の多くは、地域に密着したサービスを行っています。地域に根差したサービスを続けるうえでは、地域の住人から信頼されているかどうかは非常に重要です。そのため、何かあったときには、スピーディかつ柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。

規模が小さければフットワークも軽くなります。自宅から距離が近い工務店には、建築後のリフォームや増築といった、ちょっとした相談もしやすいです。

工務店に住宅の建設をお願いするデメリットとは?

工務店に住宅の建設をお願いするデメリットとは?

工務店に住宅の建設をお願いするデメリットについても押さえておきましょう。ここでは2つのデメリットについて解説します。

工務店や担当者によってムラがある

工務店の場合、大工の腕や担当者の知識によって仕上がりにムラが出やすい点は否めません。品質の高い住宅に仕上げるためには、優れた工務店を探す力が求められます。プランニングや保証はもちろん、アフターサービスも含めて、相談しやすい担当者を探すようにしましょう。

また、大工が社員として働いているかも、よい工務店を見極めるポイントです。社員として継続的に雇われている大工は、工務店に腕の良さを見込まれている人である可能性が高いといえます。

完成物件の見学ができないケースもある

最初に完成物件を見学できれば、仕上がりのイメージをつかみやすく、住んでからのギャップも少なくなります。しかし、一般的な工務店は、ハウスメーカーのように住宅展示場やモデルハウスが用意されていません。

加えて、ハウスメーカーのように建築棟数も多くないため、自分たちが家を建てるタイミングで見学可能な完成物件がない可能性も考えられます。タイミングが合わず、完成物件を見られないまま自分の家の建設に突入するケースもあるので注意しましょう。

工務店を選ぶときに確認するべきポイントは?

工務店を選ぶときに確認するべきポイントは?

工務店の形態や規模はさまざまで、設計者、大工の腕にもバラつきがあります。工務店を選ぶ際に確認すべきポイントを3つチェックしましょう。

公式サイトの記載内容はどうか

まず、公式サイトを確認し、経営理念や他社との違いや強み、創業年数、年間建築数などを確認しましょう。明確なビジョンを持っている、実績を堂々と公表している、アフターフォローが充実しているといった点は一定の評価軸になります。

常に最新情報を掲載しているかどうかも、企業の誠実度を示す指標です。公式ブログがある場合は、ブログの更新頻度や担当者のリテラシーなどもチェックしましょう。

利用者の口コミはどうか

歴代の利用者の口コミも確認しておくと安心です。完成した家に実際に住んでいる人の感想に加えて、住宅の施工中のコミュニケーションに関する口コミもチェックしましょう。特に、工務店からどれくらいプランの提案があったか、要望を聞き取ってくれたかという点は重要です。

ただし、口コミはあくまでも第三者の意見であり、感じ方も人それぞれです。少数の意見を鵜呑みにして工務店を決めてしまうのは得策とはいえません。

住宅完成保証制度に加入しているか

住宅完成保証制度とは、工務店などが住宅の建設中に倒産した場合に保証が適用される制度です。万が一のときは、工務店に支払った前払金や引継ぎ費用などが保証されます。あってはならない事態ですが、工務店が途中で倒産してしまう可能性はゼロではありません。

工務店が住宅完成保証制度に加入しているかも確認し、利用者としてできる限りのリスク対策も行っておきましょう。

まとめ

まとめ

家づくりにこだわりたい場合は、プランの制約が少なく費用も抑えられる工務店に建築を依頼する場合はしっかり内容を確認することが大事です。工務店も地域密着型からフランチャイズ、中堅ビルダーといった種類があり、ハウスメーカーでも注文住宅を得意とする会社もあり、それぞれに特徴があります。コストや工期の長さ、担当者との相性などを見極めながら、家づくりのこだわりが実現可能な自分にあった住宅会社や工務店を探してみてください。

日本ハウスHDは、直営工事や耐震施工、一貫した担当窓口、アフターサービスの充実などに強みがあります。お客さまと綿密なコミュニケーションを取りながら、自由度の高い施工に対応しています。興味がある人は、カタログや資料請求がおすすめです。