
暮らし広がる
トランクルーム
都市型・空間再生ストレージ
賃貸オフィスをストレージ化することで、都市部における空間の有効活用とサステナブルな社会の両立を。
近年のオフィス空間では、ニーズに応じた設備更新が求められる中、建築的には十分に使用可能であるにもかかわらず、空室化や建て替えが進んでいます。一方、住宅では資材の高騰により、面積の縮小や収納不足が顕著です。 こうした中、賃貸オフィスをストレージ化することで「空間の余剰」と「空間の不足」をマッチングしました。都市部における空間の有効活用とサステナブルな社会の両立を目指します。
都市部の築20-30年程度経過した中小オフィスビルの空室に着目。これらの空間は、空調・照明・防災といった基本設備を有しながらも、現代のニーズと合致しないために空室となっているケースが多く、所有者にとっても維持・活用が課題となっていました。
空きオフィスビルを従来の事務所用途ではなく、「ストレージ=保管機能」に特化して、設備投資を最小限に抑えつつ空間価値を再生する方向性にいたしました。書類や季節用品、趣味の道具などを外部に収納して、収納不足の解消や生活の質の向上を目指しました。
改修は最小限にとどめ、パーティションで柔軟なゾーニングを実現しました。空室だったフロアが収益を生み出すストレージ空間として再稼働し、複数で展開が進んでおり、住宅と都市の関係性を再構築する効果も現れています。